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医師・医療関係者のみなさまへ

第52回府医勤務医部会定例委員総会

府医ニュース

2020年8月19日 第2937号

勤務医部会活動報告 組織強化に向けて活動

 大阪府医師会勤務医部会は7月28日夕刻、府医会館で第52回定例委員総会を開催。約50人が出席した。当日は任期満了に伴い新役員が選出されたほか、令和2年度事業計画および予算が承認された。
 星賀正明・同部会副部会長(府医理事)の司会で開会し、冒頭、茂松茂人・府医会長があいさつ。まず、全国に先駆けて勤務医部会が設立され、その後40年以上にわたって先鋭的な活動が続けられていることに敬意を表した。次に、新型コロナウイルス感染症に触れ、医療機関の経営にも大きな影響を及ぼしていると言及。今後のインフルエンザウイルス流行期を見据えた対応を図るとともに、PCR検査の拡充や防護服の確保などを大阪府へ要請していきたいとの意向を示した。また、今年は例年実施していたウェルカムパーティーなど大規模なイベントが実施できない状況だと指摘。一方で、勤務医の生涯教育等に関しては、オンラインによる研修会の実施も視野に入れており、様々な工夫を凝らして組織強化につなげたいと語った。
 更に茂松会長は、勤務医の労働環境等について、部会からの積極的な提言を要請。府医としても随時検討していくと加えた。最後に、先の日本医師会役員選挙を振り返り、コロナ禍の中でのリーダー交代を疑問視しつつも、「必要なところは支援したい」と結んだ。
 続いて、府医勤務医部会規約に則って橋本博・同部会顧問を総会議長に選出。同氏が進行を務め、星賀副部会長が役員(常任委員)の交代および令和元年度庶務・会計について説明した。次いで、幸原晴彦・同副部会長が同年度に取り組んだ事業を報告。府医役員との懇談、広報活動、全国医師会勤務医部会連絡協議会の状況などを示した。その後、中島康夫・同副部会長が2年度事業計画および予算を提案。いずれも賛成挙手多数により承認された。