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医師・医療関係者のみなさまへ

大阪府訪問看護ステーション協会総会

府医ニュース

2020年8月19日 第2937号

強くしなやかな会運営を約束

 大阪府訪問看護ステーション協会(立石容子会長)は6月27日午後、大阪府看護協会ナーシングアート大阪で令和2年度定時総会を開催。今年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、規模を縮小し、時間を短縮して実施した。なお、同総会への参加会員施設は26施設であった。
 開会あいさつで立石会長は、コロナ禍の中、医療と介護の最前線で尽力している看護師に敬意を表した。また、同協会では、新型コロナウイルスに関する最新情報や、事業所で取り組んでいる感染予防対策事例等を逐次発信していると説明。ステーションで働く看護師らに向けた動画「みんなが笑顔になるように」の作成など、事業所の職員の健康維持に取り組んでいると述べた。
 更に、地域における訪問看護師の役割は、在宅療養者の安全と安心を守り、「看護を提供し地域に貢献することである」と強調。山積する地域の課題を解決するには会員・所属事業所が自ら働きかけて地域と対話し、地域の資源として必要とされるよう尽力することが大切と力を込めた。
 立石会長は、全国には1万1930もの訪問看護ステーション事業所がある中、大阪は1331事業所と全国一の数だと紹介。「老人訪問看護制度」が発足してから28年が経ち、訪問看護ステーションは看護の心を大切にしながら、「強くしなやかに発展してきた」とした。そして、今後も会員とともに、府民が健康に安心して暮らし続けられる地域社会の実現に向けて努めると結んだ。
 議事では、元年度事業・決算報告、定款変更、役員変更等を承認。なお、定款の変更は、協会の業務の多様化・複雑化に対応するために副会長の定員を5名から6名に増員した。次いで、2年度入会状況・事業計画・収支予算が報告された後、今期で退任する役員に対してセレモニーが行われた。