TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ

外国人のための「一日インフォメーションサービス」

府医ニュース

2020年8月19日 第2937号

母語で安心して相談できる機会を提供

 大阪府医師会、大阪府・市など21団体で構成する「外国人の住みやすい大阪」を考える関係機関等連絡会議(「一日インフォメーションサービス」実行委員会)が主催する外国人向けの無料相談会「一日インフォメーションサービス」が、7月12日、大阪国際交流センターで開催された。本事業は平成7年より実施。今年26年目を迎え、通算の開催は30回を数える。
 大阪府内においても多くの外国人が暮らしているが、その中には日本語の理解が十分でないために、日常生活で様々な不便や悩みを抱える方も見受けられる。一日インフォメーションサービスは、在阪外国人の快適な生活のサポートを企図するもので、「医療・歯科医療・薬剤」「出入国・在留」「人権」「法律」「進学」「税金」「労働」「子育て」など、各団体より派遣された専門相談員による個別相談が展開された。通訳ボランティアを介して使用された言語は10言語に及んだ。
 なお、今回は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、来場制ではなく、事前申し込みによるウェブと電話での形式で実施した。相談件数は47件。医療分野では、PCR検査の現状等に関する質問が寄せられ、澤井理事が応対した。