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医師・医療関係者のみなさまへ

茂松執行部 第3期を迎え「組織力強化」を目指す

府医ニュース

2020年6月24日 第2932号

―新理事に澤井・永濵の2氏が就任―

 6月25日に開催予定の第317回大阪府医師会定例代議員会終結をもって、第3期茂松茂人・府医執行部が発足する。新型コロナウイルス感染症が深刻な影響を及ぼす中、茂松会長は、国民の命と健康のために国民皆保険制度を守り、医療制度を充実させるとの決意を表明。新理事に澤井貞子・永濵要の2氏を迎えた新体制で府医の一層の活躍を誓う。

 本紙第2931号(令和2年6月17日付)で既報の通り、5月28日開催の第316回府医臨時代議員会において、次期就任の府医役員が選任・選定された。6月25日開催の第317回府医定例代議員会の終結をもって3期目となる茂松執行部がスタートし、会務にあたることとなる。
 茂松会長は1期目より、「会員のために汗をかく」ことを重視して会務に取り組み、式典や祝宴にできる限り足を運んで多くの会員と接する機会の確保に努めてきた。
 医療政策では、故植松治雄顧問が唱えた「国民目線の医療」を中心に据え、住民が住み慣れた地域で安心・安全に暮らせる街づくりに尽力。大阪府・大阪市との協力体制構築に取り組み、医師会と行政が「車の両輪」として活動できる環境整備に力を注いできた。
 新型コロナウイルス感染症への対応では、大阪府・大阪市との緊密な連携の下、PCR検査検体採取や、軽症者・無症状者受け入れホテルへの出務などに会員の力を結集して協力。今後もより一層、府医の力を発揮するため、会員の意識向上を図り、組織力強化を目指すとしている。

日医副会長に立候補

 こうした中、茂松会長は、6月27日に行われる日本医師会の役員改選に、現職の横倉義武会長のキャビネットの一員として、副会長に立候補を表明した。
 「府医会長に選任・選定されたばかりの身で、いささかのためらいもある」としながらも、「横倉・日医会長の強い思いを受け止め、また、故植松顧問の遺志を引き継ぎ、国民皆保険制度が形骸化されようとしている現状を国民とともに阻止するべく、敢えて立候補した」と、立候補に至った理由を説明。これまで積み重ねて来た経験を基に、チーム横倉の下、横倉・日医会長を支え、日医の活動に全力で取り組むと意欲を示している。