TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ

新春のごあいさつ

大阪府医師会 副会長  澤 芳樹

府医ニュース

2020年1月1日 第2915号

医師会と10年

 皆様、新年おめでとうございます。茂松茂人会長の下で副会長と勤務医部会長を務めさせていただいております、澤芳樹でございます。大阪府医師会の中にあって、大学勤務医師の立場として、地域連携や人材育成、先進医療・高度医療や国際貢献の面から、府医に少しでもお役に立てればと思っております。こういう形で府医の副会長を仰せつかってから早いもので10年となり、在任10年日本医師会代議員として、このたび日医より、優功賞を受賞させていただきました。これもひとえに、茂松会長をはじめ、医師会の先生方のおかげです。先生方には本当にお世話になるばかりですが、今後も勤務医部会の発展や学術的貢献、働き方改革、研修医専門医制度等に少しでも貢献できればと思っております。
 もとより、大学の医師や研究者も、地域医療に携わる医師も、国民により良い医療を提供し、国民のヘルスケアを充実させようとするミッションは同じであります。私は、先端医療が大阪の将来の発展を切り拓き、国際貢献などにより世界に発信していくための大きな鍵を握っていると信じております。AI医療、ゲノム医療やiPS細胞による再生医療などにより、これからの10年間において、医療の更なる発展が期待されております。しかしそのためには、まず国民皆保険を通じて国民医療を守り発展させていくという医師会の大きな役割が重要で、更に、医学部がある府下5大学や行政との連携を一層深め、相互理解の中で、府民に国民に世界最高レベルの医療を提供していくことが重要と認識しております。
 これまで、私が医師会でお役に立てることは、学術的な業務や、勤務医部会の発展、研修医・専門医への対応や勤務医の労働環境などが中心かと考え、活動してまいりました。大学人として勤務医として、今後もコミュニケーションを大切にさせていただきたいと思っております。
 今年も少しでもお役に立てるように頑張りますので、なにとぞよろしくお願いいたします。