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医師・医療関係者のみなさまへ

大阪皮膚科医会「皮膚の日講演会」

府医ニュース

2019年12月25日 第2914号

皮膚の日に因み開催

 大阪皮膚科医会(磯ノ上正明会長)は11月10日午後、毎日新聞オーバルホールで令和元年「皮膚の日講演会」を開催(共催:毎日新聞社、日本臨床皮膚科医会、日本皮膚科学会)。市民ら約160人が聴講した。
 開会あいさつで磯ノ上会長は、講演テーマで扱われる帯状疱疹について、「今年は罹患者が多い年であった」と言及。講演を通じて正しい知識を身に付けてほしいと述べた。
 続いて、持田和伸・同医会副会長の司会の下、2題の講演が行われた。まず、夏秋優氏(兵庫医科大学皮膚科准教授)が「日常生活で注意したい虫による皮膚病」と題して講演。多くの虫の写真やその生息環境などを示しながら、注意すべき虫と対処法について紹介したほか、虫よけスプレーの効果的な使用法と注意点を説明した。
 次に、渡辺大輔氏(愛知医科大学皮膚科教授)が「帯状疱疹ってどんな病気?――治療と予防の最新情報」と題して、帯状疱疹を発症する原因とその症状を詳説。発疹出現から2日後までに受診した患者は全体の46.5%であるとのデータを示した上で、早期の皮膚科受診が「治療の大原則」と訴えた。

大阪皮膚科医会美術同好会展
入魂の作品を展示

 第22回大阪皮膚科医会美術同好会展が12月5日から10日までの6日間、大阪市中央区心斎橋筋の小大丸画廊で開かれた。
 画廊には、出展者7人による作品43点(絵画30点、写真11点、書2点)が展示され、期間中には多くの人が訪れた。展示会初日となる12月5日夕刻には出展者が集まり、それぞれの作品を鑑賞しながら、制作時の思いや作品の背景を語り合った。