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東成区医師会健康展

府医ニュース

2019年11月27日 第2911号

薬と健康をテーマに開催

 東成区医師会(長田栄一会長)は10月31日午後、同区民センターで第36回となる健康展を開催(同区薬剤師会、同区保健福祉センター共催)。今年は「薬と健康について」をテーマに実施し、区民約700人が参集した。
 開会にあたり長田会長があいさつ。加齢とともに増える多剤併用に言及し、多くの薬を服用することで副作用などの有害事象が起こるリスクが高まるとした。また、これを防ぐためには、かかりつけ医による服薬の一元管理が重要と説明。本催しが、ポリファーマシーに関する知識を深めるとともに、かかりつけ医の重要性を理解するきっかけになればと期待を寄せた。次いで、麻野篤・同区長によるあいさつおよび藤原洋一・同区薬剤師会長によるミニ講演が行われた。
 会場では各関係団体がブースを出展。同区医師会は、各診療科の専門医による健康相談や認知症相談のほか、超音波検査などを行った。また、在宅医療や訪問看護、介護・リハビリに関する相談ブースを設置。地域における医療・介護に関する様々な相談に応じた。そのほか、薬剤師会による血管年齢測定、健康体操、心肺蘇生法の体験、食育クイズなどを実施し、盛会のうちに終了した。