山崎今昔

　光秀公続編です。岡山市郊外の羽柴勢のもとにクーデターの一報が入ったのは翌日です。情報伝達の時間的考証を試みます。
　ケータイは圏外なので電車を乗りつぎ伝令します。嵯峨野線二条駅６時42分の電車で京都発６時56分のぞみ95号に滑り込み。岡山で吉備線に乗り換え備中高松８時30分着。
　ＪＲは未通なので走ります。早馬は人間より航続距離が短いし草食動物なので日勤しか走りません。宿場ごとの走者交替でも箱根駅伝往復に相当する２１０㌔は１日では無理。
　考証不能の注進の甲斐あり「中国大返し」で天下分け目の山崎。ここは天王山と淀川の狭間にＪＲ本線・新幹線、阪急、名神が織りなす隘路。今も絵になる山崎大カーブ。（冬）