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府医ニュース

2019年8月7日 第2900号

◆第25回参議院議員通常選挙の結果は既に御存知のとおり。投票率は極めて低く、投票率48.80%は戦後2番めの低さであるという。
◆「この一票を自分が投じようと(投じまいと)、現状は変わらない」という諦念が国全体に浸透しきっているのか?低投票率は、組織内候補の得票数の伸び悩みとも無関係ではない。
◆政府公報等、若い世代に投票を呼び掛けてはいるが、全くといって効果は認められない結果となった。
◆思うに、有権者の投票行動を賦活するのは、候補者の発する言葉、「候補者自らが熟慮し尽くし、その政治姿勢を掛け値なしに顕わす言葉」以外にないと思う。
◆近年、政治家が発した途端に揮発する如き言葉の虚しさに、有権者は街頭演説も、国会の答弁すらも信用しなくなってしまった。
◆一方、れいわ新選組がわずか3カ月足らずで4億円以上の寄付と228万票超の票を得たことは、政治家の語る言葉の重みや豊かさ、そして熱量こそが投票行動を促すということを示した。(猫)