TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ

高槻市・茨木市・摂津市 医師会合同役員会

府医ニュース

2019年2月27日 第2884号

三島地域の広域化事業推進へ

 高槻市医師会(木野昌也会長)・茨木市医師会(上野豊会長)・摂津市医師会(細川眞哉会長)は2月9日夕刻、大阪市内のホテルで合同役員会を開催した。今期は摂津市医師会が主務を担当。大阪府医師会からは茂松茂人会長、栗山隆信理事(高槻市医師会副会長)が出席した。
 開会あいさつで細川・摂津市医師会長は、近隣の医師会役員と顔を合わせる貴重な機会と述べ、懇親が深まるよう期待を込めた。また、医師会では予防接種や検診・健診などの市町村事業に大きく関与しているが、各市町村により状況は大きく異なると指摘。市民病院の有無など、背景には様々な要因があるが、意見交換を通じ、他の医師会の対応を参考にしてもらえればと語った。あわせて、三島地域での広域化事業の推進に向け、府医の理解と協力を呼びかけた。
 続いて、茨木市医師会の一員でもある茂松・府医会長が登壇。各医師会の懸案事項を府医も共有し、課題解決に尽力していくとした。続いて、今夏に実施される参議院議員選挙に言及。特に選挙後の医療情勢は一層厳しくなると見通した。その上で、日本の医療を守り、国民に適切な医療を提供するためにも、医政の重要性と活動への理解を改めて訴えた。また、国はHPKI機能を持つ医師免許証の普及を企図しており、免許更新制等の議論が再燃しかねないと懸念を表明。これに対峙すべく、HPKI機能を有する日医「医師資格証」の取得率の拡大にも努力していきたいと述べ、協力を求めた。
 その後、橋本和哉・摂津市医師会理事が「Dr.はしもとが勧める関西のええ温泉・穴場温泉」と題して講演。橋本氏は日本温泉気候物理医学会温泉療法医としても活躍し、多くのメディアにも登場している。講演では、温泉の持つ効果や分類の仕方、泉質別適応症や入浴方法などを分かりやすく解説した。そして、「源泉かけ流し」を中心に、推薦する温泉を紹介すると、熱心にメモを取る出席者の姿が見られた。合同役員会の終了後には、和やかな雰囲気で懇親会が実施された。