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将棋部だより

1月例会の成績

府医ニュース

2019年2月6日 第2882号

濱田五段が連続優勝

 今年最初の例会を、1月20日に大阪市中央区谷町の大阪府社会福祉会館で開催した。早咲きの梅が香る日だった。
 参加者は6人だった。初めての会場で、盤駒等の道具は、大阪府庁将棋部所有のものを借用した。環境が異なるとはいえ、対局に臨む気持ちに変わりはなかった。「万里一空の心境で修行せよ」と宮本武蔵は語った。どこまで行っても空はひとつだから、迷わないで修行せよ、という意味である。我々は、これからもひたむきに戦い続けるであろう。
 今回も全勝者がいなかった。3人の3勝1敗者のうち、規定により濱田五段(東住吉区)が優勝し、松村六段(池田病院/東大阪市)が2位、手島七段(和泉市)が3位になった。濱田五段の指し方は、腰の重い押し相撲のようだった。劣勢に陥っても粘り強く戦い抜いて、逆転勝ちし、連続優勝を果たした。
 他の参加者は、伊藤五段(野崎徳洲会病院/大東市)、西村三段(四條畷市)、準会員二段だった。
 昼食休憩時に、昨年度の成績優秀者等の表彰を行った。年間勝利数の1位は手島七段(18勝6敗)、2位は伊藤五段(16勝8敗)、3位は濱田五段(12勝12敗)と準会員五段(12勝4敗)だった。皆勤は、手島、伊藤、濱田の3人だった。敢闘賞は、柿原三段(堺市)と準会員二段の2人に贈られた。
 「我が背子とふたり見ませばいくばくかこの降る雪の嬉しからまし」と光明皇后はお詠みになられ、聖武天皇に贈られた。同じものでも2人で見ると、興趣が増すものである。我々は盤を挟んだ相手とともに、局面を見る。それによって、広く深く将棋を考えることができるのである。

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報告 手島愛雄(和泉市)