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医師・医療関係者のみなさまへ

平成30年度現地セミナー

府医ニュース

2018年11月21日 第2874号

日本生命病院を見学

 大阪府医師会は10月31日午後、平成30年度「現地セミナー」を日本生命病院(旧日生病院/笠山宗正院長)で開催した。同病院は、母体である財団法人日本生命済生会が大正13年7月に設立し、健康相談所(無料診療所)の開設や全国の巡回診療を行った後、昭和6年6月に開院した。57年に旧病院が竣工。今年4月30日に「日本生命病院」と改称し、大阪市西区江之子島に新築移転した。なお、平成24年4月より公益財団法人へと移行している。
 冒頭、星賀正明理事は、本セミナーを昭和51年から生涯研修の一環として実施しているとし、日常診療や地域医療連携推進に活用してほしいと期待を寄せた。
 続いて、笠山院長が施設概要を説明。27診療科・7診療センターで構成され、救急医療・がん治療・心血管疾患診療の強化のほか、女性専用病棟や脳機能センター、リハビリテーション科の新設など、更に充実した診療体制を紹介した。また、セキュリティカードを用いた安心・安全な環境づくり、オープンオフィスによる多職種連携、「ライフ&アートプログラム」と題したアートと医療の融合にも力を入れているとし、患者だけでなく地域住民にも心地よい環境を目指していると述べた。
 その後、2グループに分かれて施設内を見学。立花功副院長などが案内し、新しい施設の特徴や工夫を説明した。終了後には質疑応答が行われ、参加者からの質問に答えた。