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医師・医療関係者のみなさまへ

松原市医師会が健康フェアを開催

府医ニュース

2018年10月31日 第2872号

市民の健康をつくり守っていく

 松原市医師会(上野憲司会長)は9月8日午後、第11回健康フェアを同市歯科医師会・同市薬剤師会との共催、松原市後援により同市内で開催。日本列島に大きな被害をもたらした台風21号の影響が残る中、市民約150人が訪れた。
 開会にあたり上野会長は、「医療者は患者さんの病気やけがを治すだけでなく、人々の健康をつくり、守っていく役割も担っている」とあいさつ。同市医師会では、健康フェア以外にも健康寿命を伸ばすための各種イベントを企画しているとして、積極的な参加を呼びかけた。
 第1部の講演会では、竹内憲民氏(松原徳洲会病院歯科口腔外科部長)が「お口の中は健康ですか? 口腔内疾患について」と題して、口腔粘膜(白板症状・舌がん)、唾液腺(唾石・口腔乾燥症)、骨・関節(顎関節症・骨髄炎)それぞれの疾患の具体的な症例から、治療法などを説明した。また、口腔機能や咀嚼、嚥下機能を鍛えるための「あいうべ体操」「パタカラ体操」を紹介するとともに、口内炎で症状が2週間以上継続する場合は速やかに口腔外科を受診するよう促した。最後に、"健口"で"口福"な人生を楽しんでもらいたいとまとめた。
 講演会終了後は、今回、骨密度測定とともに準備した下肢筋力器材による体力測定、眼底検査を実施。内科・整形外科・泌尿器科・眼科の会員医師が対応したほか、歯科や薬に関する相談も行われ、各コーナーに多くの市民が訪れた。