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医師・医療関係者のみなさまへ

運動負荷試験講習(実習)

府医ニュース

2018年10月17日 第2871号

機器の取り扱いなどを実践

 平成30年度運動負荷試験講習(実習)が9月5日・6日の午後、大阪府医師会館で実施され、両日で64人の日本医師会認定健康スポーツ医が参加した。
 初日の司会を務めた前川たかし理事は、運動療法の重要性を改めて指摘。また、運動処方の作成には運動負荷試験が不可欠であるとし、本講習を診療に役立ててほしいと期待を寄せた。
 はじめに、津村圭氏(府中病院総合診療センター長)が運動負荷試験の手順を説明。エルゴメーター機器の取り扱いや心電図の電極の装着方法、中止基準などに加え、心電図を見る際のポイントを解説した。その上で、安全が第一であると強調。危険と判断した場合は実施を見送るよう注意を促した。
 続いて、参加者が3グループに分かれて実習を開始。受講者が順番に被験者となり、機器の装着・使用方法や心電図・血圧・心拍数の変化などを確認した。実習終了後には、津村氏が総括。安全に十分配慮した上で、うまく活用してほしいとまとめた。
 2日目は、加納康至副会長の司会により進行。講師を内本定彦氏(市立藤井寺市民病院長)が務め、実践的講習を行った。