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医師・医療関係者のみなさまへ

災害・外傷初期診療研修会

府医ニュース

2018年10月17日 第2871号

30年度も開催 第40回を迎える

 第40回災害・外傷初期診療研修会が9月17日、大阪府医師会館で開催され、医師・看護師ら33人が参加した。同研修会は、平成23年度から大阪府の委託を受けたもので、30年度はこの日のほか計4日間にわたり実施。災害発生時などには地域の医療機関でも対応を求められることが想定されるため、外傷診療の基本と概略を学ぶ入門コースとして位置付けられている。
 研修では、林靖之氏(済生会千里病院副院長兼千里救命救急センター長)が「外傷初期診療の考え方」、西本泰久氏(京都橘大学救急救命学科教授)が「災害・トリアージ」に関する講義を行ったほか、医師・看護師・救急救命士ら約30人が各ブースでの指導を担当。参加者はモデル人形などを用いて、「気道・呼吸管理」「ショック対応」「意識・頭部外傷」「脊椎保護」などへの外傷対応をそれぞれ学んだ後、6事例の模擬訓練(シナリオステーション)を実施した。