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府医ニュース

2018年10月3日 第2870号

◆夕食に、小振りのグラスで日本酒。銘柄・製法に拘らず、手頃に香りを楽しむ小筆は希少種のようだ。日本酒消費は年々減っている。
◆「日本酒消費、どう増やす」とする清酒大手の新進経営者の談。「大吟・純米酒」といった肩書のある高級感で、若者・女性を含め興味を集める。「縄のれんの酒」から「お洒落な酒」へという。高級路線と思いきや、実は、「日本酒に興味を持ってもらうためのアドバルーン」だと。
◆良質ながら、手頃な価格で日常的に楽しめる「デイリーワイン」に相当する日本酒が目標と。気軽に家庭でも楽しめる「デイリー日本酒」の愛好家を増やしたいと。銘柄・製法などの違いの分からない気楽な日本酒派の小筆にはうれしい話。
◆終末期医療にあって、ACP普及への取り組みが進む。各界の識者の意見を踏まえ、ガイドラインが整備されている。ただ、これは看取りの社会風土醸成の入口であろう。患者家族も医療者も、自然な形で看取りが受け入れられることを目指したい。「デイリー医療」となろう。(翔)