第40回臨床検査精度管理調査結果報告書

第40回臨床検査精度管理調査結果報告書 page 84/368

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―84―1)測定法の年次推移 平成24年度精度管理調査の試料8、9はシスメックス㈱の協力により昨年同様、健常人尿にヒト血清アルブミンを以下の濃度になるように添加したものを凍結乾燥品とし、精製水 5mLを添加し....

―84―1)測定法の年次推移 平成24年度精度管理調査の試料8、9はシスメックス㈱の協力により昨年同様、健常人尿にヒト血清アルブミンを以下の濃度になるように添加したものを凍結乾燥品とし、精製水 5mLを添加して溶解してから使用するようにした。ヒト血清アルブミンの添加量は昨年度と同じ濃度で、試料8で100mg/dL、試料9で30mg/dLとした。しかし、報告に一定の幅が認められたため、今回の目標ランク値は、試料8で4、5、試料9で2、3と設定した。尿蛋白測定の参加施設数は253で、そのうち246施設が自施設で実施しており、7施設が他施設へ委託していた。参加施設数は昨年度より12施設減少した。機器判定の採用率は66.4%で昨年度と同様であった。各メーカーの採用比率も昨年度とほぼ同様であった。2)測定法別・メーカー別測定結果 今回の報告結果を測定法・メーカー別に別途集計表に示した。その一部を表20-1に示した。1施設肉眼判定としながら測定装置を「ベックマンAUシリーズ」としている施設があった(尿ブドウ糖も同様)が、解析上は肉眼判定に分類した。試料8では、最頻値100mg/dL前後のところ、1000mg/dL前後と報告した施設が1施設認められた。この施設は昨年度から協和メデックス社の試験紙に変更され、昨年度も高値側に外れた報告をしており、今後の対応を検討したい。該当施設において判定に関わる何らかの問題点が存在するのかもしれない。一方で同試薬を採用している肉眼判定7施設および本年度より同じ「ウロピースS」を専用機器UR-S600で使用している施設があり、いずれも試料8は正しく報告されていた。試料9に関しては肉眼判定で1施設「陰性」と報告した施設があった。使用目的にもよるが一度メーカーへの確認が必要かもしれない。また機器判定で試料8の判定が高値傾向を示す機種があった(表20-2参照)。昨年度も同様の傾向であり、機種依存性の偏りがあるのかもしれない。尿蛋白測定における標準物質の確認などキャリブレーション方法の検証をお願いしたい。(20)尿蛋白2.尿一般検査測定装置名試料84(100mg/dL前後)5(300mg/dL前後)三和化学研究所ビジュアルリーダー33表20-2 装置コードLBV502の報告値