第40回臨床検査精度管理調査結果報告書

第40回臨床検査精度管理調査結果報告書 page 34/368

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― 34 ―2.調査回答方式(様式等): 今年度もWEB方式(推奨ブラウザはマイクロソフト社のInternet Explorer(Ver.8))による回答とした。 回答は、それぞれの参加施設で測定後、WEB上で直接入力する方式を採....

― 34 ―2.調査回答方式(様式等): 今年度もWEB方式(推奨ブラウザはマイクロソフト社のInternet Explorer(Ver.8))による回答とした。 回答は、それぞれの参加施設で測定後、WEB上で直接入力する方式を採用した。 このWEB回答方式の採用により、参加施設の回答作業、参加施設への通知作業、事務局のデータ集計作業、および集計業者のデータ取り込み作業の負担が軽減され、時間短縮と経費削減が可能となった。3.評価・評点: 評価・評点は、前年度に引き続き、日本医師会サーベイに準じ補正共通CV法をもって行った。 D評価が多い項目等に関しては、担当委員の判断の下に、検査の精密度を考慮し、評価幅の修正を加えることとした。4.集計処理: 参加施設からの「調査票」の集計処理は、㈱電算ならびに㈱コアシステムクリエイトに委託した。 集計値は、測定原理と試薬の特性により乖離が生じることがあり、全体をひとつの集団としてまとめることは難しい場合がある。このことから集計データは、原理別に群分けし集計評価した。今年度の結果集計においても従前の結果同様に試薬や機器の原理、あるいは分類が間違っていたり、誤回答していたりする施設が見受けられたことは残念である。また、配布試料と試薬の不適合記入はドライケミストリー試薬に多く見られた。 データ乖離が見られた場合、「配布試料と自社試薬との間で見られるマトリックス効果である」と言われるが、試薬メーカーに対しては、更なる原因究明や自己検証を行ってもらいたい。 なお、項目別変動係数(%)については、表1に示したので参照されたい。 検査項目別の結果解析は、各担当委員の解説をご覧いただきたいが、総括すれば、臨床化学検査、尿一般検査、感染症・炎症検査、凝固系検査項目は前年度とほぼ同傾向であり、一部の試薬で離れ値グループを形成している場合がある。その一部はマトリックス効果によるものと考えられた。 酵素検査は、JSCC法の試薬を用いる施設が増えており、報告値の収束が見られた。本会サーベイの血液検査は、新鮮血を試料として配布していることと、自動白血球分類調査を行っていることに特徴がある。これら血液検査と自動白血球分類調査は、今年度も概ね臨床的要求を満たすレベルにあるものと判断された。しかし、輸血検査においては、従前同様、数施設において誤判定が見受けられた。成績分布は表2のとおりであり、今年度も概ね良好であった。 登録衛生検査所は総じて優れた成績を示し、優秀な成績を収めているところが多かった。しかし、前年度が悪い成績であった施設が、今年度も同様に悪い成績である場合があり、それらの施設(検査室)では、精度管理向上のための更なる努力を積み重ねてもらうようお願いしたい。         平成25年3月大阪府医師会 臨床検査精度管理調査委員会一同