第40回臨床検査精度管理調査結果報告書

第40回臨床検査精度管理調査結果報告書 page 131/368

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―131―4)総括 ABO血液型不適合および臨床的意義のある不規則抗体による不適合を交差適合試験で確実に検出し、不適合輸血を未然に防ぐことを目的とした。交差適合試験は、ABO血液型不適合の最終チェックとなるSAL....

―131―4)総括 ABO血液型不適合および臨床的意義のある不規則抗体による不適合を交差適合試験で確実に検出し、不適合輸血を未然に防ぐことを目的とした。交差適合試験は、ABO血液型不適合の最終チェックとなるSAL、臨床的意義のある不規則抗体を検出できるIATを必ず組み合わせることが重要で、1方法単独で検査することは極力避けたい。特に不規則抗体を検出できなかった施設では、早急な改善を求めたい。自動化や標準化が可能な機器法は、技師の個人差をなくしヒューマンエラー防止に有効であるが、緊急時や稀な症例にも対応できる試験管法も反応原理を十分理解し、日常的に研修を行っておくことが必要である。今回の精度管理では、結果入力時のミスと思われるエラーが多く、事務的エラーが大きな輸血事故に直結する危険性を実感できたと考える。常に、「安心で安全な輸血」を心がけて頂きたい。?試料提供・・・ABO血液型と同様である。?参加施設・・・206施設で自施設検査は16-Aが197施設(95.6%)で外部委託は9施設(4.4%)、16-Bが196施設(95.1%)で外部委託は10施設(4.9%)であった。?術式・・・ABO血液型の不適合を検出でき、かつ37℃で反応する臨床的意義のある不規則抗体を検出できる間接抗グロブリン試験を含む適正な方法を用いることが重要である。?正解・・・試料14:受血者はA型Rh(D)陽性で不規則抗体:抗Diaを保有、試料16-A:供血者はB型Rh(D)陽性でABO血液型不適合(検査陽性率:100%、正解率:91.3%)、試料16-B:供血者はA型Rh(D)陽性、Dia陽性でDia血液型不適合(検査陽性率:68.4%、正解率:62.6%)である。担当委員  大西 修司