第40回臨床検査精度管理調査結果報告書

第40回臨床検査精度管理調査結果報告書 page 108/368

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―108― 血液像検査にて血液疾患を疑う場合は、診療側へ至急連絡すべきである。しかし、今年度参加施設のうち、自施設での判定・回答が113施設(前年度123施設)にやや減少したことは、検査側から連絡されず診療・....

―108― 血液像検査にて血液疾患を疑う場合は、診療側へ至急連絡すべきである。しかし、今年度参加施設のうち、自施設での判定・回答が113施設(前年度123施設)にやや減少したことは、検査側から連絡されず診療・患者支援において質の低下を招いていないかが懸念される。さらに、末梢血液像検査の回答施設で目視白血球分類の100カウント実施が微増し200カウント実施がやや減少したことは、WHO分類診断に推奨する目視白血球200個分類実施の減少であり、出現率の低い異常細胞の見落としに繋がっていないかが懸念される。 血液像検査では基本的所見の観察はもちろんのこと、特にWHO血液腫瘍分類される疾患に出現する細胞の異形成所見の観察や腫瘍性細胞の判定が重要です。そのためには、標本細胞と検査データの関連づけによる日々研鑽と検鏡レベルの向上が必要です。同様に、血液像の精度管理調査においても、設問写真と参考データの記載があれば両者から疾患を推察し細胞名を回答することが必要です。できるだけ直感による回答を避け、参考データから論理的に回答することが必要と考えます。 今年度も例年同様に、WHO血液腫瘍分類されるいくつかの症例について設問した。症例の設問細胞には骨髄系腫瘍(CML-CP、Acute myeloid leukemia with minimal differentiation)とリンパ系腫瘍(AITL、PTCL、FL、ATL、Myeloma、MCL、SS)症例細胞を用いて施設判定を評価したが、ほとんどの施設が成績良好であった。追記 今年度3月30日(土曜日)に、大阪府医師会主催『臨床検査精度管理検討会(報告会)』が開催されます。その後、『輸血・血液形態学セミナー』が行われます。セミナーでは実際のサーベイ標本(保存枚数に余裕のある標本)や関連疾患標本が自由に検鏡実習できますので、是非ご参加頂きたく思います。まとめ