第40回臨床検査精度管理調査結果報告書

第40回臨床検査精度管理調査結果報告書 page 104/368

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―104― 血液像は平成20年度からフォトサーベイ方式を採用し、平成23年度からはweb上の設問写真を回答するweb方式となった。なお、設問写真は平成22年度のCD媒体での実施から、調査試料送付時にA4版1枚(片面写....

―104― 血液像は平成20年度からフォトサーベイ方式を採用し、平成23年度からはweb上の設問写真を回答するweb方式となった。なお、設問写真は平成22年度のCD媒体での実施から、調査試料送付時にA4版1枚(片面写真8枚)を別途添付し、各々パソコン画面の解像度・輝度等による判定誤差の防止に努めた。 末梢血液標本の染色はメイ・ギムザ二重染色を実施し、倍率は1000倍である。同定した細胞名等は選択画面での選択形式であるが、選択肢が多いため「血液像細胞分類コード表」一覧をPDFデータにて表示可能とした。なお、設問により参考データとして血球算定値、生化学検査値等の検査情報を掲載した。今年度の血液像参加施設は164施設(前年度175施設)で、やや減少した。また、実施状況は自施設での判定・回答が113施設(前年度123施設)にやや減少、他施設での委託・回答が42施設(前年度36施設)へ微増し、無回答は9施設であった。1)染色法および細胞分類カウント数の調査結果 染色法は回答のあった154施設を対象とした。 末梢血液・骨髄の細胞分類や白血病細胞等の分類・鑑別には、重染色法であるメイ・ギムザ染色(M-G)やライト・ギムザ染色(W-G)が一般的に用いられ、148施設96.1%(前年度96.8%)が実施していた。また、複数法使用を含めメイ・ギムザ染色(M-G)を使用している施設が122施設79.2%(前年度81.5%)であった。なお、回答施設の染色法と染色液メーカーの状況は表29-1のとおりで前年度と比べ大きな変化はなかった。また、施設によっては二重染色法の調整液を同一メーカーに限らず、複数メーカー製品を使用し、各々の特色を活かしていると思われる。 末梢血液像・骨髄像の細胞分類カウント数は、末梢血液像分類の回答152施設について、100カウントが112施設73.7%(前年度66.3%)に微増し、200カウントが39施設25.7%(前年度32.5%)へやや減少した。また、骨髄像分類の回答94施設では500カウントが74施設78.7%(前年度62.6%)に増加し、1000カウントが19施設20.2%(前年度25.3%)へやや減少した(表29-2)。 今回の調査で末梢血液像分類の100カウント施設が微増し200カウント施設がやや減少する傾向は、WHO分類診断に推奨する目視白血球200個分類での対応が十分ではないことが懸念される。さらに、異常細胞の出現率が低い血液疾患や悪性細胞出現を疑う場合は200カウント以上での対応が必要とされる。(29)血液像