臨床検査精度管理調査結果報告書

臨床検査精度管理調査結果報告書 page 89/378

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― 87 ―3.血液学検査 血液学的検査は赤血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリット、白血球数、血小板数、赤血球指数について精度管理調査を実施した。網赤血球比率及び自動白血球分類については参考調査とした。血液....

― 87 ―3.血液学検査 血液学的検査は赤血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリット、白血球数、血小板数、赤血球指数について精度管理調査を実施した。網赤血球比率及び自動白血球分類については参考調査とした。血液学検査の参加施設数は273施設(昨年:273)で昨年と同数で、全参加施設(284施設)の96%の参加であった。全血算(CBC)、網赤血球比率、自動白血球分類の試料は、ボランティア採血によるCPDA加新鮮血液(400mL)にEDTA-2K(終濃度1.5mg/dL)を添加した新鮮血2試料である。試料は12月6日に作製、クール便にて各参加施設に配布した。血液試料の配布にあたり問題となる試料の溶血は、溶血認めずが試料10で239施設(91.2%)、試料11で232施設(88.9%)、軽度溶血が試料10で18施設(6.9%)、試料11で25施設(9.6%)、中等度溶血が試料10、11でそれぞれ3施設(1.1%)、強度溶血が試料10で2施設(0.8%)、試料11で1施設(0.4%)であった。11施設で溶血度の記載がなかった。 配布試料の安定性については、4℃保存で試料作製後3日間測定した結果(表A)、赤血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリットの変動係数は0.3~1.1%、白血球数、血小板数で1.3~2.4%であり、適切に保存すれば調査試料として問題ないと思われる。また、安定性確認に用いた試料は、配布用試料から無作為に抽出した試料であるが、溶血は認めなかった。調査試料の項目別基本統計量(1回切断補正後)を表Bに示す。また、評価方法は例年通り日本医師会臨床検査精度管理調査と同様、測定装置別に補正共通CVを適用した評価基準用SDを設定し評価した。但し、同一機器使用施設が5施設以上の施設が、評価対象となります(表C)。測定期間:平成23年12月7日~9日項目試料番号測定回数平均値標準偏差変動係数赤血球数(x104/uL)10 9    368 1.36 0.411 9    479 2.96 0.6ヘモグロビン(g/dL)10 9    11.7 0.03 0.311 9    13.3 0.04 0.3ヘマトクリット(%)10 9    35.6 0.40 1.111 9    39.5 0.32 0.8白血球数(x102/uL)10 9    47.7 0.88 1.811 9    43.5 0.55 1.3血小板数(x104/uL)10 9    19.4 0.47 2.411 9    18.0 0.32 1.8表A 配布試料の経日測定結果測定機器:Sysmex XE-2100