臨床検査精度管理調査結果報告書

臨床検査精度管理調査結果報告書 page 137/378

電子ブックを開く

このページは 臨床検査精度管理調査結果報告書 の電子ブックに掲載されている137ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
―135―H7600比は、ほぼ1.0~1.2に収まっており、問題はなかった。しかし、同時に測定したコントロールでは、特に低濃度側試料でH7600が、0.94mg/dLのところ、VITROSは1.47mg/dLとしており、今回の調査試料と同じよ....

―135―H7600比は、ほぼ1.0~1.2に収まっており、問題はなかった。しかし、同時に測定したコントロールでは、特に低濃度側試料でH7600が、0.94mg/dLのところ、VITROSは1.47mg/dLとしており、今回の調査試料と同じような挙動を示した。ただ、高濃度側試料ではH7600が2.45mg/dLであったのに対し、VITROSで2.83mg/dLとそれほど大きな乖離を認めていない。今回の調査では、試料20でVITROSを除く平均値が2.48 mg/dLであったが、VITROSでの平均値は4.11mg/dLとかなり高めに出ており、この差が原因究明の一つの糸口になるかもしれない。 一部の施設で、偶発誤差、系統誤差と考えられる報告があった。出来るだけ早急な対応が必要であると思われた。加えて、今回の試料は、試料19が1.0mg/dL、試料20が2.5mg/dLに調整されている。ドライケミストリー法(ビトロス)を除いた、総平均は試料19が0.99mg/dL、試料20が2.48mg/dLと昨年度に比較して良好な報告値であった。 標準品の起源を問うた設問で、「未記入」および「使用していない」という報告は少なくとも定量値としてCRPの値を臨床側へ報告されている施設では今一度見直してほしい。今回、起源をご記入いただいた施設は254施設で、そのうち236施設(92.9%)でCRM470(およびその継承物質ERM-DA470、472)を使用していた。一方で三菱化学メディエンス社採用施設の内3施設で「WHO標準品」を、ニットーボーメディカル社採用施設の内5施設が「国内標準品」に準拠していると報告されていた。このあたりが統一されると、成績はもう少し収束するのかもしれない。ドライケミストリー法と標準物質の問題を今後の検討課題として取り組んでいきたい。