臨床検査精度管理調査結果報告書

臨床検査精度管理調査結果報告書 page 131/378

電子ブックを開く

このページは 臨床検査精度管理調査結果報告書 の電子ブックに掲載されている131ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
―129―(37)HCV抗体1)HCV抗体測定法の年次推移 平成23年度精度管理調査の試料17、18はシスメックス㈱の協力によりHCV抗体陽性血清を加熱処理・界面活性剤処理によってウイルスの不活化を行い、健常人プ....

―129―(37)HCV抗体1)HCV抗体測定法の年次推移 平成23年度精度管理調査の試料17、18はシスメックス㈱の協力によりHCV抗体陽性血清を加熱処理・界面活性剤処理によってウイルスの不活化を行い、健常人プール血清に添加して調整された試料を0.5mLずつ分注し配布した。HCV抗体測定の参加施設数は185で、そのうち151施設が自施設で実施しており、34施設が他施設へ委託していた。参加施設は昨年に比較して6施設減少した。 自施設実施測定法の採用比率は、CLIA法53施設(35.1%)、イムノクロマトグラフィー(ICT)法47施設(31.1%)、EIA法40施設(26.5%)、LAIA法(専用機)9施設(6.0%)、PA法1施設(0.7%)であった。また、LAIA法の本来専用試薬を汎用検査機器の改修を行うことにより、汎用機器で使用するというスタイルが昨年度より登場し、本年度は外部委託も含めると、4施設あった。年次推移を見ると、EIA法(19年度31.4%→20年度31.9%→21年度29.3%→22年度30.5%→23年度26.5%)が減少傾向にあった。一方、CLIA法(19年度22.7%→20年度24.1%→21年度28.7%→22年度32.5%→23年度35.1%)は増加傾向にあった。2)測定法別・メーカー別測定結果 今回の自施設実施報告結果(誤記入修正後)の測定法・メーカー別詳細は別途添付されている資料集を参考にしていただきたい。全ての施設で、全ての試料が「陽性」と判定されており、非常に良好な成績であった。3)定量値・測定値解析(参考) HCV抗体測定値として数値をご報告いただいた施設の内、採用施設が5施設以上の測定法について集計を表37-1に示した。AxSYMとPAMIAを除く方法ではCV10%以下と良好な成績であった。LANREAM採用の1施設で、先のHBs抗原の測定値と入力間違いが疑われる事例があった。その施設を除いて再解析を行うと、CV値は10%以下となった。 HCV抗体定量値/測定値のツインプロット図(誤記入修正後)を図37-1に示した。今回の配布試料は、昨年度同様HCV抗体陽性プール血清試料17をベース血清で3倍希釈したものを試料18としている。大部分の試薬では試料17/18比が、2.0~3.1の間であったのに対し例年同様、アーキテクトHCV抗体(アボット社)では、1.3~1.9と他社とは異なる単位試料17 試料18MEIA法(n=5)AxSYM S/CO平均29.57 11.53SD 4.03 1.12CV(%) 13.6 9.7CLEIA法(n=7)LUMIPULSEf COI平均18.73 6.93SD 0.30 0.24CV(%) 1.6 3.5CLEIA法(n=7)LUMIPULSEG-1200COI平均18.70 6.96SD 0.35 0.10CV(%) 1.9 1.4CLEIA法(n=10)LUMIPULSEPRESTOCOI平均17.86 7.46SD 0.59 0.46CV(%) 3.3 6.2CLIA法(n=50)ARCHITECT S/CO平均12.03 7.50SD 0.72 0.57CV(%) 6.0 7.6LIA法(n=7)PAMIA COI平均28.42 12.09SD 2.09 4.85CV(%) 7.4 40.1改:LIA法(n=6)PAMIA COI平均28.04 13.91SD 2.02 0.74CV(%) 7.2 5.3表37-1 HCV抗体試薬別測定値分布