臨床検査精度管理調査結果報告書

臨床検査精度管理調査結果報告書 page 105/378

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―103―CD56(+)から、PLL細胞やリンパ芽球は否定される。 設問14の正解はヘアリー細胞で、157施設(89.7%)が正解であった。症例は、有毛細胞白血病日本亜型「Hairy cell leukemia-japanese variant(HCL-jv)」で....

―103―CD56(+)から、PLL細胞やリンパ芽球は否定される。 設問14の正解はヘアリー細胞で、157施設(89.7%)が正解であった。症例は、有毛細胞白血病日本亜型「Hairy cell leukemia-japanese variant(HCL-jv)」である。 設問15の正解はリンパ腫細胞(その他)112施設で、許容正解をリンパ腫細胞(大型)52施設とし、164施設(93.7%)が正解であった。症例は、リンパ節の病理診断からB細胞リンパ腫‐分類不能型、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫とバーキットリンパ腫の中間型「B-cell lymphoma,unclassifiable,with featuresintermediate between DLBCL and BL(参考文献表記:Intermediate DLBCL/BL)」である。 設問16の正解は好酸性骨髄球129施設と幼若好酸球42施設で、171施設(97.7%)が正解であった。症例は、特発性好酸球増多症候群「idiopathic hypereosinophilic syndrome(HES)」により好酸球性心筋症、好酸球性肺炎および好酸球性間質性腎炎の併発例である。3)各施設の成績 各設問の配点について、特に重要とした所見は1点、その他は0.5点とし、合計10点とした。評価はAからDとし、10~8.5点をA、8.0~7.5点をB、7.0~6.0点をC、5.5以下をDとした。参加175施設の評価を以下に示す。A評価:137施設(78.3%)  B評価:27施設(15.4%) C評価: 7施設( 4.0%)  D評価:4施設( 2.3%)  今年度のサーベイは、基本的観察所見やWHO血液腫瘍分類されるいくつかの疾患の細胞判定について設問したが、各施設の成績は良好であった。しかし、誤回答の多い施設は改善が必要と思われる。総括 血液像検査では、基本的観察所見はもちろんのこと、特にWHO血液腫瘍分類される疾患の異形成所見の観察や腫瘍性細胞の判定が重要と考える。 今年度は、WHO血液腫瘍分類における疾患(あるいは病型)カテゴリーが細分類される症例の参考データを掲載し細胞判定する設問などを取り入れた。設問写真には、骨髄系腫瘍であるCMML-1、CMLおよびRAEB-1、また、リンパ系腫瘍であるDLBCL、BPDCNおよびHCL- jv、さらにIntermediate DLBCL/BL症例細胞を用いて施設判定を評価したが、各施設の成績は良好であった。【key word】●末梢血液像分類カウント数・・・100カウント施設がやや減少し、200カウント施設が微増●WHO血液腫瘍分類・・・WHO分類(2008年版)追記 平成24年3月31日(土曜日)に、大阪府医師会主催の『輸血・血液形態学セミナー』が開催されます。実際のサーベイ標本(保存枚数に余裕のある標本)や関連疾患標本を検鏡実習できますので、ぜひともご参加して頂きたく思います。