2006年6月に成立した医療制度改革によって、患者さんの医療機関での自己負担がますます大きくなりました。
特にご高齢の方々の自己負担が増加しています。

◆医療制度に関する2006年の主な変更点は?
 税制改正による公的年金控除の見直しと老年者控除の廃止に伴い、医療を受けたときに、これまで1割だった高齢者(70歳以上)の患者さんの窓口一部負担割合が8月から2割へ。また10月から現役並の所得がある方の負担が、2割から3割に引き上げられました
 また、病院のうち長期に療養する「療養病床」に入院する高齢者の場合、食費と居住費相当額が自己負担となるなど、高齢の方が医療を受けたときの自己負担が高くなっています。

◆今後はどうなるの?
 2012年4月には、長期に療養するための「療養病床」の数が、現在の半分以下に削減されようとしています。これによって、自宅にも帰れず、行き場を失ってしまう患者さんが増え、いわゆる「医療難民」「介護難民」が発生することが心配されています

◆医療制度の在り方を考えましょう
 わが国は、いつでも、どこでも、誰もが、安心して公平かつ平等に医療が受けられるという国民皆保険制度の下で、世界一の長寿国を達成してきました。しかし、今、日本が世界に誇る国民皆保険制度が崩壊に向かいつつあります。私たちの命に直結する医療制度がどうあるべきか、私たち一人ひとりが考えていく必要があります。

大阪府医師会では、皆様方が安心して医療を受けることができる社会保障制度を目指して、これからもさまざまな活動を行っていきます。

 

 

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