骨折は、気づかずに放置しておくと、悪化させてしまったり、治癒を遅らせてしまうことになります。ねんざだと思って安心していたら骨折だったというケースも多く見られ、特に子どもさんや高齢者の場合は注意が必要です。骨折に対する正しい知識と応急処置方法を知っておきましょう。

◆骨折している場合の特徴は?
 骨折している場合は、以下のような症状があります。
●痛みが激しく、冷や汗がでたり、ちょっと触れても飛び上がるほど痛い
●まわりが出血して腫れている
●手足が動かせない
●触ると骨がくずれていることがわかることがある
●折れた骨がすれてコツコツ音がすることがある。
●変形したり、くぼんだり、大腿骨や股関節(股のつけ根)の骨折では左右の足の長さが違うこともある。

◆骨折したときの応急処置は?
 骨折した場合には、無理に動かさず、その場で応急処置を行うようにしましょう。板や傘など、副木になるものを探して、骨折した箇所が動かないように、上下の関節までをしっかり固定します。
<応急処置の手順>
●骨折した部分を動かさないようにして、患者を安全な場所に移動させる。
●傷があれば、先に傷の応急処置をする。
●板や傘、雑誌、毛布、定規など、副木に使えそうなものを探す。
●骨折部の上下の関節を含めて副木で固定する。
●包帯は副木が動かない程度に、きつすぎず、ゆるすぎず巻くのがコツ。

◆高齢者に多い骨折は?
 高齢者は骨が弱っている場合も多く、転倒だけでなく、ちょっと手をついただけで骨折するケースも少なくありません。骨折の多い部位としては、股のつけ根(股関節)、手首、肩のつけ根、背骨などがあげられます。特に股関節や背骨は骨折していてもわからない場合が多いので、高齢者が転倒して起き上がれない場合などは、骨折を疑ってみるようにします。痛がるので、安静にして寝かせておこうと考えると、治療を遅らせるばかりか寝たきりの原因となることもあります。
強い痛みを訴える場合には、骨折を疑い、すみやかに整形外科医を受診するようにしましょう。

 

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