結核は“昔の病気”という印象を持っていませんか? ところが結核は、現在でも毎年3万人以上の人がかかり、2300人もの人が亡くなっている病気なのです。油断は禁物、昔の病気という意識を拭い、早期発見・早期治療に努めましょう。

◆結核とは?
 結核は結核菌が引き起こす病気です。結核患者がせきやくしゃみをしたときに結核菌が飛び散り、それを周りの人が吸い込むことで感染します。しかし感染してすぐに発病することはまれで、後に免疫力が弱ったときなどに発症します。

◆どのくらいの人がかかっているの?
 結核は「昔の病気であり、今は薬を飲めば治る」という印象が強いのですが、甘く考えてはいけません。現在でも毎年3万人以上の人が結核にかかり、年間2300人もの人が亡くなっているという統計が出ています。特に抵抗力の弱い乳幼児やお年寄りは注意が必要です。

◆結核の症状は?
 結核の主症状は、せき、たん、発熱、寝汗などです。いずれも風邪の症状によく似ているため、結核と気づかず、症状を重くしたり、まわりの人に菌を撒き散らしたりしてしまうことになります。風邪とよく似た症状が数週間以上続く場合は、自己判断せずにかかりつけ医に相談しましょう。

◆結核を予防するには?
 結核は、体力が低下したり免疫力が落ちたときに発病しやすいので、日ごろから身体の抵抗力を高めておくことが大切です。栄養のバランスがとれた食事を心がける、睡眠をしっかりとる、皮膚を鍛える、外出先から帰ったらうがいと手洗いを励行するなど、普段から予防を意識した生活を心がけましょう。
 抵抗力の弱い赤ちゃんは、結核菌に感染すると重症化しやすいため、出来るだけ早くBCGを接種するようにしましょう。大人は、職場や地域で行われている「結核検診」を受けて、早期発見に努め、他の人への感染を防ぐことが大切です。


結核は過去の病気ではありません。特に大阪は全国でも結核で亡くなる人の割合が高くなっています。昔の病気だと思わず、注意することが大切です。
 

前ページに戻るトップページ