出産時、赤ちゃんのへその緒と母親の胎盤にある血液を採取して保存し、必要時に移植する臍帯血移植が、白血病など重い血液の病気の治療に有効であると、注目されています。臍帯血の採取は、赤ちゃんにも母親にも痛みや苦痛がなく、安全に行われます。

◆ 臍帯血移植とは
 臍帯血とは、「へその緒の血液」という意味。臍帯血は、出産時に胎児のへその緒から採取されますが、赤血球、白血球、血しょう板など血液中の細胞のもととなる造血幹細胞が大量に含まれています。そのため骨髄の代わりに移植し、白血病や再生不良性貧血など血液の病気の治療に用いられています。

◆臍帯血バンクとは
 臍帯血移植の場合、免疫反応が比較的弱いと言われています。とはいえ抗原を合わせる必要があり、多くの臍帯血を集めておく「臍帯血バンク」の整備が必要です。臍帯血バンクでは、出産時に採取された臍帯血を、凍結保存しています。また安全に臍帯血移植に使用できるかどうか、感染症などの検査も行っています。

◆採取は安全で痛みもありません
 臍帯血バンクに臍帯血を提供するには、臍帯血バンクと提携している産科施設でお産をしなければなりません。臍帯血の採取は、赤ちゃんにも母親にもまったく負担をかけずに、安全に行われます。採取は2〜3分程度で終了します。

 出産後、退院前に母親の血液を採取し検査が行われます。さらに出産6ヵ月過ぎ頃、赤ちゃんの健康状態についてのアンケート調査がありますが、その後、追加検査などの協力を依頼されることは基本的にはありません。

 

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