風疹は子どもの頃にかかると軽症で済むことが多いことから、「軽い病気」と思われがちです。
しかし、大人になってから風疹にかかると重症化することが多く、特に女性が妊娠中に
感染すると、胎児に重大な影響を及ぼす危険性があるので注意が必要です。

■風疹ってどんな病気?

 風疹は、くしゃみや咳などで飛び散った風疹ウイルスが、体内に入り込むことによって起こる病気です。3〜5月に流行しやすく、初期にはかぜに似た症状があります。首や耳の後ろ、後頭部のリンパ節がはれ、発熱と同時に赤くかゆみを伴う発疹が出るのが特徴です。感染は5歳から15歳くらいまでの学童に多く、一度かかれば、生涯免疫ができます。

■妊婦が感染すると危険
 女性が妊娠中に感染すると、胎児に先天性の障害が出る危険性があります。特に妊娠初期(4カ月以内)の妊婦が風疹にかかると、胎児に感染し、先天性の心臓疾患や白内障、聴力障害などの障害のある子どもが生まれる危険が非常に高くなります。また、受胎後、間もないほど、胎児に障害が出る危険性が高いというデータがあります

■昭和54〜62年生まれの人の50%以上が予防接種を受けていない
 現在、乳幼児と中学生を対象に風疹の予防接種が行われています。しかし、平成6年に予防接種法が改正され、接種対象年齢が変更されたことにより、昭和54年から62年生まれの人の50%以上が風疹の予防接種を受けていないことがわかっています。特にこれから妊娠の予定がある女性は、予防接種を受けておいたほうがよいでしょう。

 予防接種は、かかりつけ医で受けられます。風疹にかかったかどうかがはっきりわからない場合には、抗体検査を受け、陰性であれば予防接種を受けましょう。

 

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