日本人の三大死亡原因である「がん」「心臓病」「脳卒中」は、いずれも「生活習慣病」です。
日頃の生活に気をつけて「生活習慣病」を予防しましょう。

■増えつづける「生活習慣病」
 1950年頃まで、「結核」は日本人の死因の第一位で「不治の病」と恐れられましたが、近年、国民生活水準の向上や、医学・医療の進歩により、「結核」に代表される「感染症」などの急性期疾患は激減し、日本は世界一の長寿国となりました。しかし、その一方で「がん」「心臓病」「脳卒中」などの「生活習慣病」が増加してきています。
 「生活習慣病」とは、以前は「成人病」と呼ばれていたものです。食生活や喫煙、飲酒、運動、ストレス、休養などの生活習慣の乱れが原因で起きることから、1996年から「生活習慣病」という名称が使われるようになりました。現代の日本人の三大死亡原因である「がん」「心臓病」「脳卒中」は、いずれも生活習慣病です。この3つの生活習慣病が日本人の死亡原因の実に60%以上を占めているのです。
 また、ほかにも「生活習慣病」には、「糖尿病」や「高血圧症」「腎臓病」など、直接死因とは結びつかないものの、患者数が多く重い合併症を伴う慢性疾患が多数あります。

■生活習慣の改善が予防につながる
 2000年3月、厚生労働省が生活習慣病の予防、健康づくりに焦点を当てた「健康日本21」を策定するとともに、2001年8月には、その基本方針を基に大阪府の地域特性を踏まえた具体策「健康おおさか21」を策定。これまでのように病気ごとに予防、診断・治療対策を行うのではなく、「生活習慣病」の総合対策として、例えば「塩分を控える」「喫煙率を下げる」など、国民の生活習慣の改善を訴え、病気の発症そのものを防ぐ施策に取り組んでいます。

 「生活習慣病」は、生活習慣だけでなく、環境や遺伝的な要因も複雑に関与しています。しかし、そのなかで最も関わりの深いのは、やはり生活習慣です。まずは自分の毎日の生活を見直し、できることから少しずつでも改善していくことが大切です。

 

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