■白血病は血液のがんです
血液は、赤血球・白血球・血小板の3種類の細胞成分から成っています。これらは骨髄(骨の芯にあたる部分)にある「造血幹細胞」から作られています。白血病は、この「造血幹細胞」のほとんどががん化し、未成熟な白血球ばかり作ってしまい、正常な白血球・赤血球・血小板が作られなくなる病気です。
「急性白血病」の場合、発熱、貧血、出血が止まらないなどの症状が現れます。しかし「慢性白血病」の場合、ほとんど自覚症状がありません。血液検査で、白血球の数が通常の1.5〜2倍に増えていたら、すぐに専門医の診察を受けるようにしましょう。
■骨髄液を移植する「骨髄移植」と「臍帯血移植」
白血病の治療には、その種類や進行度によって抗ガン剤による「化学療法」や、「インターフェロン療法」が用いられます。しかし、完全に治癒させるには、骨髄や臍帯血の移植がもっとも有効です。
骨髄移植:他人の骨髄液(造血幹細胞)を移植し、正常な血液を作れるようにします。その場合、白血球の型である「HLA」が同じでないと拒絶反応が起こります。HLAの適合する確率は、兄弟では1/4、それ以外では1/500〜1/100000にまで下がります。そこで一人でも多くの患者さんに適合するように、骨髄バンクが設置されています。ドナー(骨髄提供者)登録者が30万人を超えれば、90%以上の患者さんの型が合うことになりますが、現状は10万人強。まだまだ不足している状態です。
臍帯血移植:臍帯血とは「へその緒」の血液のことです。出産時に捨てられていた「へその緒」の血液(臍帯血中の造血幹細胞)を採取し、移植に利用します。採取できる量が約100ccと少ないため、体重が30kg未満の子どもの患者に移植されます。
■骨髄移植に関する問い合わせ先
・財団法人骨髄移植推進財団(骨髄バンク) 03-3355-5041
・ドナー登録のフリーダイヤル 0120-445-445
| 骨髄提供のための検査や入院にかかる費用は公費負担です。骨髄は通常1カ月ぐらいで元の状態にもどり、その間も日常生活に支障はありません。多くの人の協力が、白血病で苦しむ患者さんを救うことになるのです。 |
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