日本では昭和36年に国民皆保険制度が実施され、すべての国民が何らかの公的な医療保険制度に加入するようになりました。しかも、かかった医療費の2〜3割の自己負担を支払えば、いつでもどの医療機関ででも十分な医療が受けられます。これが、日本の医療保険制度が世界一すばらしい制度だと言われる理由です。
 外国にも医療保険制度はありますが、すべての国民を対象としていなかったり、医療機関の選択の自由がなかったりします。

年をとるにつれて血管は硬くなり、弾力性が失われてもろくなります。こうした血管の変化(老化)は「動脈硬化」と呼ばれます。しかし、食生活や運動など生活習慣を気をつけることで、「動脈硬化」の進行を遅らせることが可能です。若いときから注意を払うようにしましょう。

「動脈硬化」が進むと・・・
 「動脈硬化」が進むと血管の内腔は徐々に狭くなっていきます。そして、血管内が詰まり、「心筋梗塞」や「脳梗塞」などを引き起こします。「動脈硬化」は血管の老化現象ですから、年齢とともにある程度進行することは避けられません。しかし、老化以外の「動脈硬化」を促進させる危険因子に若いときから注意を払うことによって、「動脈硬化」の進行を遅らせることができます。

「高コレステロール」と「高血圧」は「動脈硬化」を促進させます。
 「動脈硬化」を促進させる代表的な危険因子には「高コレステロール」と「高血圧」があります。

「高コレステロール」:血液中にコレステロールが増えると、血管の内側に脂肪分を多く含んだ「脂質巣」が形成されます。「脂質巣」は非常に傷つきやすく、これを修復しようとしてそこに血小板が集まり、血液の塊である「血栓」ができます。この「血栓」が次第に大きくなって、血管を詰まらせてしまいます。これが心臓の血管に起こると「心筋梗塞」、脳の血管に起こると「脳梗塞」となります。血液中のコレステロールの量は、血液検査の「総コレステロール値」で知ることができます。その値が基準値の「血液1デシリットル中220mg以下」よりも高い場合は注意が必要です。総コレステロール値は一般に年齢とともに上昇し、特に女性は閉経後に上昇する傾向があります。

「高血圧」:血圧が高くなると、血管はその圧力に耐えられるように血管の壁の厚さを増していきます。その結果、血管が硬くなり弾力性も失われて「動脈硬化」が促進されます。WHO(世界保健機関)では、「収縮期血圧(最大血圧)は140mmHg未満」を正常範囲としています。ただし、お年寄りは若い人に比べて血圧が高めになりがちですので、基準値を少し超えていてもあまり気にする必要はありませんが、200mmHg以上ある場合は治療が必要です。

コレステロールや血圧は、食生活や運動などの生活習慣と大きく関係しています。
定期的に医療機関で検査を受けてチェックすることが大切です。
 

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