子どもは症状をうまく伝えることができません。普段から子どもの様子や泣き方をよく観察し、早めに異常に気づいてあげることが大切です。

●腹痛だけなら様子をみる
・子どもはよく腹痛を起こします。ほとんどの場合は、便秘、食べすぎ、風邪などに伴う腹痛で、あまり心配はいりません。症状が腹痛だけで、ほかに何も症状がなければ、子供を安静に寝かせて2、3時間様子をみましょう。また、浣腸をして便を出してやると、腹痛が治ることもあります。

●腹痛以外の症状があるときは要注意
・腹痛以外に吐き気、嘔吐、下痢、発熱などの症状があるときは、早めに小児科を受診するようにしましょう。
・顔色が悪くなる、生あくびが出る、元気がなくなってぐったりするなどの症状が見られたり、おなかの張り具合がおかしい場合は、緊急を要する場合もありますので、すぐに小児科を受診しましょう。

●子どもに起こりやすい急を要する腹痛
・腸重積症:腸の一部がその先の腸の中に二重に入り込む病気。離乳期に多く、嘔吐と15分位ごとに起こる激しい腹痛が特徴。時間が経つと血便が出る。
・鼠径ヘルニア:脚の付け根にこぶのようなふくらみができる、いわゆる脱腸のことで、腸の一部が皮下に突出しておさまらない状態。この状態が続くと、腸が壊死することがある。激しい痛みと嘔吐、血便がある。
・急性虫垂炎:いわゆる盲腸で、学童期の子供に多い。みぞおちから徐々に右下腹部に痛みが移動し、発熱や嘔吐を伴うこともある。

●子どもは症状をうまく伝えられない
・子どもは自分の状態や痛みをうまく伝えることができません。親やまわりの人が、子どもの様子や表情を見て、早めに気づいてあげることが大切です。
・乳児の場合は、泣き声がいつもと違う、急に不機嫌になり泣きだす、背中を丸くするなどの場合は、腹痛が起こっていることがあります。
・痛みだした時間、痛む場所や痛みの様子、腹痛以外の症状などをよく観察し、医師に伝えるようにしましょう。

 子供の腹痛は、急に起こります。年末年始に開いている休日急病診療所の場所や、診療時間などを確認しておき、いざという時に備えましょう。

 

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