「子宮筋腫」は、子宮に良性の腫瘍ができる病気です。最近では若くして発症することも多くなってきています。

●「子宮筋腫」は良性の腫瘍
・「子宮筋腫」とは、子宮の筋肉の細胞が増殖してできた良性の腫瘍です。子宮がんのような悪性腫瘍とは異なります。
・「子宮筋腫」は、子宮壁の外側、内側、筋肉層の中、子宮頸部など、子宮のさまざまな場所にできます。大きさは、数ミリ程度のものから赤ちゃんの頭大にまで成長することもあります。
・「子宮筋腫」の発生・増殖には、女性ホルモンの1つである「卵胞ホルモン(エストロゲン)」が大きく影響していると考えられています。

●「子宮筋腫」ができやすいタイプ
・月経が規則的、年齢が30歳以上、子どもを産んでいない人、などがなりやすいとされています。

●症状は人によってさまざま
・主な症状は、月経過多とそれに伴う貧血、月経時の下腹部痛や腰痛などです。
・膀胱や直腸が圧迫され、頻尿や便秘などが起こることもあります。
・筋腫が発生した場所によっては、妊娠しにくくなることがあり、また妊娠しても、流産や早産が起こりやすくなります。
・こうした症状は「子宮筋腫」を持つ人すべてに起こるわけではありません。症状がほとんどない人もいます。

●「子宮筋腫」の治療
・検査の結果、筋腫が小さく、それほど強い症状がなければ、経過観察を続けていくだけでよい場合もあります。
・症状が強かったり、大きな筋腫や多数の筋腫がある場合には、薬物療法や手術などによって治療します。
・手術には、子宮全体を摘出する全摘手術と、筋腫だけを取り除く核出手術があります。全摘手術は完全に治すことができますが、核出手術の場合、再発することがあります。
・妊娠中に治療を行うと、流産や分娩時に子宮破裂の危険を伴うため、通常は筋腫の治療を行わず、管理を厳重にして経過を観察していきます。

 

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