●「狭心症」とは
・心臓の筋肉(心筋)は、冠動脈という血管を通じて、酸素や栄養を受け取っています。この冠動脈の動脈硬化が原因となって血流に異常が生じ、心筋が酸欠状態になって起こるのが「狭心症」や「心筋梗塞」です。一時的に酸欠状態になり、また元に戻るのが「狭心症」で、酸欠状態が長く続き、心筋の一部が壊死するのが「心筋梗塞」です。
・冠動脈の動脈硬化は20歳ごろから始まり、これが年齢とともに進行すると「狭心症」を引き起こします。「狭心症」は、ストレスや運動、喫煙、寒さなどがきっかけとなって起こります。
●「狭心症」のサイン
・代表的なものに、胸痛発作があります。前胸部が締めつけられるような痛みが特徴で、首から左腕の内側にも痛みが広がることもあります。胸痛発作が10分以上続くようなら、「心筋梗塞」の疑いもあります。
・息切れや動悸、めまいもサインの一つです。意識を失うこともあります。
●「狭心症」を起こしやすいタイプの人
喫煙者/高脂血症・高血圧・糖尿病などを持つ人/ストレスの多い人/血のつながった家族で若いうちに「狭心症」「心筋梗塞」になった人が多い人
●「狭心症」の予防と悪化させないための注意点
・食生活を改善することが大切です。特に、摂取エネルギーが過剰にならないようにする、動物性脂肪を控える、肥満を解消するなどを心がけましょう。
・適度な運動が必要です。運動をしないと循環器の働きが悪くなります。運動量は自分で判断せずに、専門医に処方してもらうようにしましょう。
・生活習慣の改善や薬物治療では、発作のコントロールが十分にできない場合は、冠動脈を広げる「バルーン治療」や「ステント治療」、「冠動脈バイパス術」などの外科手術を行います。 |