「アルコール依存症」と言えば、幻覚が起きたり、手が震えるなどの症状があると思われていますが、必ずしもそうではありません。「幻覚や手の震えがないから、自分は大丈夫」と思っている人の中にも、すでに「アルコール依存症」になっている人が大勢います。

●「アルコール依存症」とは
 「アルコール依存症」とは、「アルコールに対するコントロールが失われている状態」です。他にしなければならないことがあるのに、ついお酒を優先させてしまう、「一杯だけ」と思っても予想以上に飲んでしまう、酒を減らそう、やめようと思っていてもできない、といったことも「アルコール依存症」の始まりです。

●「アルコール依存症」の症状は
・アルコールが切れるとイライラする、頭痛がする、汗が出る、眠れないなどの不快な症状があります。そしてアルコールを飲むと、これらの症状が治まるのが特徴です。

●「アルコール依存症」は知らない間にやってくる
・毎日深酒が続き、知らない間に「アルコール依存症」になっている人が多く見られます。
・年齢的には働き盛りの40歳代が一番多いのですが、最近では若い人や定年以後の人にも増えています。
・若い女性の場合、拒食や過食などを繰り返す摂食障害を起こしていることが少なくありません。

●家族の対応も大切
・「アルコール依存症」は、本人はなかなか認めたがらない病気です。専門家のアドバイスを受けながら、本人にうまく治療を勧めるようにしましょう。そして、家族もいっしょにカウンセリングを受け、家庭内で立て直すことが大切です。
・保健所では、酒害相談を実施したり、専門医療機関の紹介を行っています。また酒害相談はアルコール外来のある病院でも実施しています。
・「アルコール依存症」は、医学的に認められた病気です。単に意志が弱いとか、酒癖が悪いということではなく、病気であることを理解し、患者と接することが大切です。

 

前ページに戻るトップページ