爪は皮膚表面の角質が変化したもので、1日に約0.1ミリメートルずつ伸びます。爪の異常には、「陥入爪(かんにゅうそう)」や「爪白癬(つめはくせん)」が多くみられます。また、爪には内臓など全身性の病気の症状が現れることもあります。

●爪の切りすぎに注意して「陥入爪」を防ぎましょう
・「陥入爪」は、爪のへりの部分が曲がって皮膚に食い込んだ状態です。ひどくなると、皮膚が赤く腫れて出血し、激しい痛みのために歩行が困難になります。
・最大の原因は、爪の切りすぎ(深爪)です。「陥入爪」の予防には、爪は指の先より長く、四角く切るようにしましょう。
・治療には食い込んでいる爪の先を切ったり、爪を抜く方法がありますが、再発しやすいという問題があります。最近では人工爪を使い、爪を長くする治療法が行われています。

●爪の先から白くなる「爪白癬」
・「爪白癬」は、水虫と同じカビの一種である白癬菌が爪に感染する病気で、手や足の爪が先端から白く濁ってきます。感染した爪だけに起こり、すべての爪に起こることはほとんどありません。
・痛みや痒みはありませんが、放置して悪化すると爪の厚みで靴が履けなくなることもあります。治療は内服薬が用いられます。

●全身性の病気が爪に現れることもある
 爪の病気だけでなく、全身の病気によっても爪に異常が現れることがあります。その場合は、手足の爪すべてに同じ変化が現れるのが特徴です。
・爪がスリガラスのように白っぽく濁った場合、肝硬変や慢性腎障害が疑われます。
・爪が太鼓を打つバチのように丸く膨らんだ場合、心臓や肺の病気が疑われます。
・爪の丸みが失われて平らになったり、中央がへこんでスプーン状になった場合、貧血や甲状腺の病気の疑いがあります。

 これ以外にも、爪の周囲の皮膚炎や栄養バランスが悪いなどが原因で、爪が損なわれてしまうこともあります。爪は健康のバロメーターです。変化に気を配り、異常に気づいた時には、すぐに皮膚科などの専門の科を受診するようにしましょう。

 

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