尿が通る道に結石が詰まって、激しい痛みを引き起こす「尿路結石」。
体の水分が不足したり、疲労がたまったり、尿意をがまんしたりすると起こりやすくなるので、注意が必要です。

●「尿路結石」とは
・尿は腎臓でつくられ、尿管を通って膀胱に溜まり、尿道を経て体外に排出されます。この尿の通り道を「尿路」と言い、そこに結石が詰まって尿の流れを妨げる病気を「尿路結石」と言います。結石の多くは、カルシウム含有結石で、全体の約8割を占めます。
・「尿路結石」は、激しい痛みを伴います。痛みの原因は、尿路に結石が詰まって尿の流れが悪くなり、腎臓に尿が逆流して腎臓に尿が溜まる「水腎症」が起こるためです。
・「尿路結石」の痛みは、初めは結石がある側の脇腹に起こります。その後、背中や大腿部にまで広がります。痛みは2、3時間続きますが、その間は数分おきに痛みが強くなるというように、痛みの強弱に波があるのが特徴です。

●治療には、水分を多めにとり、自然排出を促す
・「尿路結石」が疑われる場合、まず鎮痛剤で痛みを抑え、エックス線撮影や超音波検査で結石の位置や大きさを調べます。結石が8ミリメートル以下で尿が流れているようであれば、水分を多めにとり、利尿薬や尿管を広げる薬などを服用し、自然に排出されるのを待ちます。自然排出を促すために、積極的に体を動かすことも大切です。
・結石が大きい場合には、体外から結石に衝撃波を当てて結石を砕き、尿とともに排出させます。

●「尿路結石」の予防には
 結石は、尿中の成分が結晶化してできるものです。したがって、体の水分が不足したり、疲労などで尿が濃くなると、結石ができやすくなります。また尿意をがまんするのもよくありません。水分を多めにとり、尿の量を増やすようにしましょう。日頃から「食後にお茶を一杯よけいに飲む」ことを心がけましょう。

 「尿路結石」ができた人の約半数は、10年以内に再発していると言われています。一度「尿路結石」になった人は特に注意して、水分補給や疲労予防に努めましょう。

 

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