スポーツによる膝のケガには、はっきりとした原因があって起こる急性のケガと、練習のしすぎにより徐々に慢性の炎症が起こる慢性のケガに分けられます。膝に痛みがある場合は放っておかず、整形外科を受診して状態を確認しましょう。

■はっきりとした原因がある急性のケガ
 「転ぶ」「ぶつかる」など、はっきりした原因があって起こる膝のケガで、代表的なものには次のようなものがあります。
・靱帯損傷:靱帯は、関節内で骨と骨をつないでいる組織です。靱帯損傷は、いわば膝の捻挫で、靱帯が断裂した状態です。
・半月板損傷:半月板は大腿骨と脛骨との間にある軟骨の板で、膝に対する衝撃を吸収するクッションの役割を果たしています。その半月板がつぶれたり、部分的に裂けたりするものです。
・骨折:膝や膝周囲の骨に骨折が起こります。

■使いすぎによる慢性のケガ
・過度な練習を続けていると、徐々に膝関節炎という慢性の炎症が起こり、膝に痛みや腫れ、熱を持つといった症状が現れます。
・特に、小学校高学年から中学生までの成長期は注意が必要です。
・また、膝だけでなく、肘、肩、腰なども、使いすぎると慢性のケガを招きます。
・慢性のケガは治るまでに時間がかかります。その期間は決して無理な練習をせず、練習直後は患部をしっかり冷やして安静にすることが大切です。また、痛みや腫れがおさまったら、逆に患部を冷やさないようにサポーターで保温したり、お風呂で温めたりするとよいでしょう。

 育ち盛りの子供のスポーツは、勝ち負けにこだわらず、楽しむことが大切です。無理な練習は避け、その子供にあった練習量、練習方法をとるようにしましょう。

 

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