■閉じこもりが心身の悪循環を引き起こす
 家の中に閉じこもってばかりいると、
・ほとんど動くことがないため、体力が著しく低下する。体力が低下すれば、少し動いただけで疲れるようになり、ますます動かなくなる。
・どうしてもテレビばかり見る生活になりがちになる。テレビは情報を一方的に送るだけなので、精神的に受け身になり、思考力が低下して、自分で何かをしようという意識が薄れていく。そして、何事にも無関心になり、やがてボケ症状を引き起こすことにもなる。
 このように、家に閉じこもってばかりいると生活が不活発になり、心身両面で悪循環が起きて、寝たきりやボケ症状を招きます。

■寝たきりを防ぐには
 寝たきりを防ぐには、まずは座る姿勢をとることが大切です。座れば目線が変わり、視野も広がります。また、着替えや食事、排泄などの身の回りのことが、自分でできる可能性がでてきます。さらに車いすに乗って、外出することもできます。外出が可能になれば、外の環境に触れ、社会とのつながりを持つことができるようになり、仲間と話すことができれば、精神的な刺激になって、寝たきりやボケの防止につながります。

■寝たきりゼロへの10か条(厚生省)
 厚生省が作成した、寝たきりを防ぐための10か条には、本人がなすべきこと、周囲(家族や保健・医療・福祉の関係者)がなすべきことの両方が取り入れられています。高齢者の生活に取り入れて、介護やリハビリテーションを行いましょう。

第1条 脳卒中と骨折予防 寝たきりゼロへの第一歩
第2条 寝たきりは 寝かせきりからつくられる 過度の安静 逆効果
第3条 リハビリは 早期開始が効果的 始めよう ベッドの上から訓練を
第4条 くらしの中でのリハビリは 食事と排泄、着替えから
第5条 朝起きて まずは着替えて身だしなみ 寝・食分けて 生活にメリとハリ
第6条 「手は出しすぎず 目は離さず」が介護の基本 自立の気持ちを大切に
第7条 ベッドから 移ろう移そう 車いす 行動広げる 機器の利用
第8条 手すりつけ 段差をなくし 住みやすく アイデア生かした 住まいの改善
第9条 家庭でも社会でも よろこび見つけ みんなで防ごう 閉じこもり
第10条 進んで利用 機能訓練 デイサービス 寝たきりなくす 人の和 地域の和
 

 

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