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げんき情報

乗り物酔い

心身の調子が影響する乗り物酔い
体調を整えて、楽しい旅行を!

平成18年4月23日、19年4月22日放送/
平成29年4月更新

せっかくの楽しい旅行も、乗り物酔いをすると、一転してつらい旅行となってしまいます。乗り物酔いの原因は、まだはっきりとわかっていませんが、感覚混乱説で説明されています。つまり、乗り物に乗った時、眼からの視覚情報と耳(三半規管や耳石器などの内耳の平衡感覚器)からの揺れの情報が大脳に送られ、過去に蓄積された大脳の経験情報との間にミスマッチ(矛盾)が生じたときに乗り物酔いを感じます。

●乗り物酔いになりやすいのは5~12歳

 乗り物酔いは、2歳ぐらいから始まると言われています。その後、年齢が上がるにしたがって増えていき、
5~12歳ぐらいがピークになります。その後は乗り物に慣れてくることもあり、だんだんと少なくなります。

●乗り物酔いを起こす3つの条件

 乗り物酔いは、体調や心理面なども大きく影響します。
①環境的影響:発進と停止を繰り返したり、道が悪くて車が揺れたりすると酔いやすくなります。また、ガソリンなどのにおいがすると気分が悪くなることがあります。
②心理的影響:以前に酔った経験を思い出したり、酔った人を見て自分も具合が悪くなることもあります。
③身体的影響:過労や睡眠不足、風邪をひいていたり、空腹や食べ過ぎの時は酔いやすくなります。

●乗り物酔いを防ぐには

  • 酔い止めの薬を飲む。
  • 睡眠を十分にとって体調を整える。
  • 揺れの少ない乗用車の助手席や、バスの真ん中あたりに座る。
  • 進行方向を向いて座り、きょろきょろしない。
  • 近くを見ずに、遠くの景色などを眺めるようにする。
  • 乗り物の中で読書や携帯型ゲームなどをしない。
  • きついベルト、体を圧迫する下着は避ける。
  • 窓を開けて新鮮な空気を入れる。
  • 歌を歌ったり、音楽を聴いたりするなど、気を紛らわせる工夫をする。
乗り物酔い