クラミジアという細菌に感染しておこる「クラミジア感染症」は、淋病や梅毒のように性交渉や、それに類似する行為によって感染する性感染症(STD)の一つです。クラミジアは淋病や梅毒ほど有名ではありませんが、性感染症の中でも感染率が高く、若い女性の4〜5%が感染していると言われ、誰もがかかる可能性がある病気です。

●微妙な自覚症状を見逃さず、早期治療を
 男性の場合:軽い排尿痛や尿道がくすぐったいような違和感、あるいは下着に黄色いシミがつくといった自覚症状があります。
 女性の場合:おりものが多くなったり、軽い性交痛や下腹痛がある程度で、顕著な自覚症状がないため、気づいた時には、かなり重症化している場合が少なくありません。微妙な症状を見逃さずに、婦人科で検査を受けることが大切です。

●不妊や流産の原因にも
 女性がクラミジアに感染すると、まず子宮の入口の部分で子宮頸管炎を起こし、さらに奥へ進んで子宮内膜炎や卵管炎になり、卵巣やその周辺にある子宮付属器への炎症を引き起こします。さらに進むと、骨盤内の腹膜にまで炎症が及ぶこともあります。
 また不妊症や早産、流産の原因にもなりますので、若い女性は特に注意が必要です。さらに妊婦が感染していると、出産のときに新生児が結膜炎にかかったり、肺炎など命にかかわる病気になることもあります。

●治療はパートナーと一緒に
 クラミジア感染症は、早期に発見すれば、薬を2週間程度服用するだけで完治しますが、何度でも感染する病気です。パートナーが感染している場合は、自分だけが治療を受けても再び感染してしまうことになりますので、治療はパートナーと一緒に受けることが大切です。
 また、性感染症の原因となる微生物の侵入を防ぐためにも、コンドームを使用し、セーフ・セックスを心がけましょう。

 

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