O−157は非常に感染力の強い菌で、
重篤な合併症を引き起こすこともある怖い食中毒です。
手洗いや保存などの衛生管理を徹底し、加熱調理を心がけましょう。
■O-157の特徴
・感染力が非常に強い:
わずかな菌が体内に入っただけでも発症します。また汚染された食品を食べた本人だけでなく、トイレの取っ手などを介して、人から人へと伝染することもあります。
・潜伏期間が長い:感染してから症状が出るまでの潜伏期間が長く、感染後3日〜1週間は症状がありません。
・血便が出る:発症するとまず「腹痛」と「下痢」が現れ、そのほか「熱」「だるさ」など、風邪のような症状が起こることもあり、これらは一般の食中毒と似ています。しかし、腹痛や下痢が起こって1、2日後に、真っ赤な「血便」が出るのが特徴です。このような症状が出たら、すぐに医療機関を受診するようにしてください。
・重篤な合併症:ほとんどの患者は適切な治療で回復しますが、なかには重症化して「溶血性尿毒症症候群(HUS)」や「脳症」などの重篤な合併症が起こることもあるので注意が必要です。

■予防するには
 O-157を予防するための特別な方法はなく、ほかの食中毒の予防と同様、菌を「つけない」「増やさない」「殺菌する」の3原則が大切です。
・手洗いを徹底する:手洗いはせっけんを使ってよく洗い流すこと。外出から戻ったときや、食前や用便後など、こまめに手を洗うようにしましょう。また、使用した調理器具もすぐによく洗うことが大切です。
・保存方法に気をつける:新鮮なものを購入し、すぐに冷蔵庫に入れて、なるべく早く食べるようにします。ただし、O-157などの細菌は、冷蔵庫で死ぬわけではないので、冷蔵庫を過信するのはやめましょう。
・加熱調理する:O−157の菌は、75度以上で1分以上加熱すれば死滅します。十分加熱調理するようにします。
・過労を避ける:体力が落ちると、細菌に感染しやすくなりますので、日頃から過労を避け、健康状態を保つようにします。特に小さな子どもやお年寄りは抵抗力が弱いので、注意が必要です。

 

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