FOR CITIZEN
大阪府民のみなさまへ

げんき情報

献血をしよう

明日の医療を支える定期的な献血にご協力をお願いします。

令和5年4月更新

医療現場で使われている血液は、みなさんからの献血によって支えられていますが、輸血血液には有効期限があり、一度に血液が集まっても、保存可能な期間は限られています。そのため、特に献血者の減る夏場・冬場には血液不足が生じます。献血に協力できる16~69歳のみなさん、どうぞ定期的な献血へのご協力をお願いします。

●献血には2種類あります。

  • 全血献血:血液中の成分をすべていただく献血で、400ml献血(対象:男性17歳~69歳※、女性18歳~69歳※)と200ml献血(対象:16歳~69歳※)があります。
  • 成分献血:血液から血しょう(対象:18歳~69歳※)や血小板(対象:男性18歳~69歳※、女性18歳~54歳)など必要な成分だけをいただき、赤血球などの成分を体内にお返しする献血です。

 どちらを選ぶかは献血者に決めていただいていますが、医療現場で必要な血液は刻一刻と変化しますので、状況によっては、献血者の方と患者さんの適合性を考えた上で、それに応じた献血をお願いする場合があります。
※65歳以上の献血については、献血される方の健康を考え、60歳~64歳の間に献血経験がある方に限ります。

●400ml献血についてのお願い

 今、400ml献血由来の血液製剤を、病院ではより多く必要としています。人間一人ひとりの血液は、たとえ血液型が同じでも微妙に違っています。
 輸血はできるだけ少人数の血液でまかなうほど、より安全性が高くなります。
 400ml献血は200ml献血に比べて採血量が多いことから、少ない献血者からの輸血を可能にし、安全性を向上させることができるからです。

●献血は安全です。

  • 衛生管理は万全:血液バッグや採血針、チューブなどは一人ずつ新しいものを使用しますので、献血の際にエイズや肝炎ウイルスなどに感染する心配はありません。
  • 健康状態を事前にチェック:献血者の健康に支障を及ぼさないよう採血前に血圧測定や問診を行い、医師が健康と認めた方のみに献血をお願いしています。
  • 血液は1カ月以内に回復:血液は通常、成分献血なら1週間以内、全血献血400mlでも3~4週間で回復します。献血基準に合う人なら回復するまでの期間も、身体に影響はありません。

●輸血の安全を守るための禁止事項

  • 服薬中の方:治療を目的に薬を服用している方は献血できません。ただし、ビタミン剤や胃腸薬などの家庭薬であれば、献血してもよい場合があります。
  • 検査目的の献血:血液センターではすべての血液に感染予防のための厳しい検査を行い、安全性を高めています。血液検査の結果は後日郵送されますので、健康のバロメーターにもなります。しかし、エイズウイルス( HIV )は、感染後、約8週間は検査で見つからないため、この期間に献血されると、重大な結果を招く恐れがあります。エイズ等の検査目的の献血は決してしないでください。
  • その他:当日の体調不良や発熱、肝炎などのウイルス保有者など、献血できない場合があります。詳しくは、日本赤十字社のホームページでご確認ください。

●血液センターや献血ルーム、移動献血車で、献血ができます。

 大阪府内では2カ所の血液センター、9カ所の献血ルームで献血できます。また企業や学校、主な駅前など人通りの多い場所に移動献血車も出向いています。

献血をしよう