夏になると、水の事故が多くなります。日本では、毎年、4000人近い人が溺水事故にあっており、中でも5歳未満の子供に多く見られます。そうならないためにも、心肺蘇生法をマスターしておきましょう。

●わずか3センチの水でも
溺水事故は起こります。

例えば子供が浴槽内をのぞき込もうとして、浴槽内に落ちてしまい、頭を打ち脳しんとうを起こすことがあります。気を失って鼻と口が浴槽内の水につかったままになり、溺れてしまいます。普段は水を抜いておき、お風呂のフタは子供が乗っても壊れないような頑丈なものにしておきましょう。

●子供の溺水事故の50%は、
家庭内で起こっています。

浴槽やビニールプールで遊ばせているときに溺れるといったケースが目立ちます。特に乳幼児の場合は、家庭の風呂場での溺水事故がもっとも多いようです。

溺水事故でもっとも怖いのは、
呼吸や心臓が停止して
しまうことです。

 

溺れた人がいたら、救急車を呼ぶのと同時に、「心肺蘇生法」で応急手当を行い、呼吸や心臓の働きを回復させる必要があります。呼吸や心臓が止まってから4分以内に適切な心肺蘇生を行えば、50%の人は助かります。人工呼吸や心臓マッサージを行い、手遅れになるのを防ぎましょう。

意識のないときは 呼吸をしていないときは 脈が止まっているときは
気道確保
人工呼吸
心臓マッサージ
気道確保とは空気の出入りする通路を確保(開く)すること。片方の手を額にあて、もう一方の手であごを持ち上げ気道を確保する。 人工呼吸はまず気道を確保し、患者の鼻をつまみ、患者の口を覆い息を吹き込む。胸部が動くのを確かめながら、5秒に1回の割合でくり返す。 胸骨の下半分に両掌を重ねておき、体重を利用して、1分間に80〜100回位で胸骨を圧迫する。救助者が1人の場合は人工呼吸2回と心臓マッサージ15回を交互にくり返す。
 

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